ブックタイトル2020かごしま市民のひろば10月号

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概要

2020かごしま市民のひろば10月号

動物ふぁいる No.56生き物ずかん平川動物公園 チンパンジー【平川動物公園?261-2326D261-2328】かごしまフォロワーかごフォロMBC南日本放送 タレント財ざい津つ 三奈さん【広報課?216-1133D216-1134】学芸員オススメ!No.70市立美術館の逸品和わ田だ英えい作さく『指し鬘まん縁えん起ぎ 舞ぶ台たい背はい景けい第だい一いち幕まくの下した絵え』【市立美術館?224-3400D224-3409】2020年(令和2年)10月号8トピックスかごしま市民のひろば編集サポーターがゆく市立美術館特別企画展【市立美術館?224-3400D224-3409】 チンパンジーは遠くから見ると小柄に見えますが、立ち上がると1.5~1.7m程になり、人の身長とほぼ同じくらいの高さです。とても知能が高く、野生のチンパンジーはアリ塚に棒を入れてアリを釣り出して食べたり、石を使ってヤシの実を割ったりすることが知られています。同園でも、人工的に作ったアリ塚の中に棒を入れ、中に入っている蜂蜜水を棒につけてなめる様子を見ることができます。 今年、雌のモモが雄の赤ちゃんを産むというおめでたいニュースがありました。赤ちゃんの名前は公募を行い、404件の応募の中から「ジャンベ」と名付けられました。チンパンジーは、あいさつや育児、道具の使い方を周りから学んでいきます。これからすくすくと成長していく姿をぜひ見に来てください。 1911(明治44)年、日本初の西洋式劇場として帝国劇場が誕生しました。パリのオペラ座をモデルにした劇場は、近代的な都市文化を象徴する存在となり、「今日は帝劇、明日は三越」のうたい文句が流行しました。鹿児島出身の洋画家・和田英作は劇場の天井画と食堂の壁画を手がけ、さらに開場後も芸術顧問として舞台美術に関わりました。 当館に下絵の残る「指蔓縁起」は、帝国劇場で1923(大正12)年に上演された山やま本もと有ゆう三ぞうによる戯曲の舞台背景です。フランスで外光派の絵画とともに装飾芸術を学んだ和田は、「指蔓縁起」上演の前年に再び渡欧し、最新の舞台美術にも触れました。鮮やかな色彩と異国情緒あふれる装飾的表現は、ヨーロッパで人気を博していたロシア・バレエの舞台美術に影響を受けています。 清澄な色彩と堅実な写実表現の油彩画を描きながら、和田は舞台美術のほかグラフィック・デザインなど多岐にわたる制作を行いました。物語の世界へ誘う舞台美術100年たってもおしゃれでかわいい 福岡の短大を卒業後、パソコンのインストラクターとして人と話をする機会が多かったため、発声などを学ぶアナウンススクールに通っていました。そこでアナウンサーを目指す人たちに刺激を受け、また、子どもの頃からテレビやラジオが好きだったこともあり、帰郷し、県内各地でラジオ中継をするMBCのポニーメイツに応募しました。 テレビにも出演するようになり、温泉の取材がきっかけで「温泉ソムリエアンバサダー」の資格を取得しました。新型コロナの影響で、温泉に行くのをためらう人もいるかもしれませんが、密に気を付けて、心身共にリフレッシュできる温泉を楽しんで欲しいと思います。 鹿児島市には、身近なところに楽しみがたくさんあります。新型コロナの影響による運動不足解消のために始めた夜のウオーキングでは、街並みの美しさにも気付くことができました。感染拡大に気を付けながら、ぜひ、皆さんにも身近な楽しみを見つけてもらいたいです。(インタビューの詳細は広報課フェイスブックなどでチェックを) 今月は、MBCの市政広報番組「市民のひろば」のリポーターを務め、「温泉ソムリエアンバサダー」として県内各地の温泉をPRするなど幅広く活躍している、タレントの財津三奈さんにインタビューしました。 市立美術館の特別企画展「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」を紹介します。 大正時代に親しまれた、おしゃれでかわいらしい挿絵やポスターなどの印刷物の図像(イマジュリィ)が数多く展示される今回の企画展。美術館というと敷居が高くてなかなか入りにくいと感じる若い人にも、気軽に来て欲しいという思いを込めて、ポスターはかわいらしいデザインにしたようです。 夏目漱石の『吾輩ハ猫デアル』の装丁を手掛けた橋口五葉や、与謝野晶子の『みだれ髪』の装丁を手掛けた藤島武二といった、有名な作家とつながりがある鹿児島の画家たちの作品も楽しめます。展示作品は、個人が所蔵するものが多く、めったに見られないものばかりです。 入り口に設置したサーモグラフィーでの検温や、連絡先の確認など、新型コロナウイルス対策もしっかり行われています。 芸術の秋、市立美術館にすてきなデザインを見に行ってみませんか。新型コロナウイルス感染症対策① 藤島武二『三田文選』見返(部分) 1919 (大正8)年 個人蔵② 橋口五葉『毒うつき』(吉井勇著)装幀1918 (大正7)年個人蔵②『毒うつき』①『三田文選』編集サポーター岡元企画展のポスター11面で企画展を紹介しています