ブックタイトル2020かごしま市民のひろば8月号

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概要

2020かごしま市民のひろば8月号

動物ふぁいる No.54生き物ずかん平川動物公園フンボルトペンギン【平川動物公園?261-2326D261-2328】かごしまフォロワーかごフォロ元バレーボール女子日本代表迫田 さおりさん【広報課?216-1133D216-1134】学芸員オススメ!No.68市立美術館の逸品モーリス・ユトリロ『ブリ・シュール・マルヌの教会』【市立美術館?224-3400D224-3409】編集サポーターがゆく慈眼寺公園【慈眼寺そうめん流し?268-2504D268-4528】2020年(令和2年)8月号8トピックス・生活情報かごしま市民のひろば ペンギンといえば、寒い氷の大地で暮らすイメージがあるかもしれませんが、世界中の全18種のペンギンのうち、約3分の1は比較的暖かい地域で暮らしています。 フンボルトペンギンは、南米大陸のチリやペルーのサボテンが生えている温暖な環境に生息しています。空は飛べませんが、泳ぐのはとても得意です。翼を羽ばたかせ足をかじのように使い、水深70mぐらいまで潜れ、時速約15㎞ で泳ぐことができます。暑い夏に涼しげに泳ぐ姿をぜひ見に来てください。 今から100年前、「エコール・ド・パリ」と呼ばれる異国人芸術家集団がパリで活躍していました。ユトリロはパリに生まれ、モンマルトルでエコール・ド・パリの画家として活動しました。孤独な幼少期を過ごしたユトリロは、社会への適応力がなくアルコール依存症になりました。しかし、治療のために独学で絵を描き、1909~1912年頃の「白の時代」と呼ばれる独特の白色を多用した時期には、一躍画壇でもてはやされました。 本作は、ユトリロの評価が急速に高まった頃のもので、パリ郊外のブリ・シュール・マルヌにある教会が描かれています。全体的に灰色がかり寂しい印象を受けますが、彼の不安定な精神状態を通して眺めた街並みは、寂しいながらも人々の体温や息吹を感じることができます。生涯愛情に飢えていたユトリロは、教会に対して深い敬いと慎みの気持ちを抱いていました。この作品は、教会に向けられた愛情の深さを表現しているようです。孤独の中でパリの魅力を表現した画家慈眼寺公園で癒やしの時間を 2歳上の姉を追い掛けて、小学3年生でバレーボールを始めました。高校卒業後に入った東レアローズでは厳しい練習も、たくさんの愛を感じられたので乗り越えられました。出会った人たちの支えがあったから、長く続けられたと思います。 かごしま国体・かごしま大会が延期となり、選手や指導者の皆さんをはじめ、支えてきた人たちの気持ちを考えると胸が痛みます。今すぐに気持ちの切り替えは難しいでしょうが、頑張ってきたことは決して無駄ではなかったと思える日が必ず来ると思います。 新型コロナの影響で気持ちがめいることも多いと思いますが、日頃から小さな幸せを見つけながら笑顔で過ごし、その笑顔でさらに絆の強い鹿児島になってほしいと思います。(インタビューの詳細は広報課フェイスブックなどでチェックを) 今月は、2012年のロンドン五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪で日本代表として活躍した元バレーボール選手で、本市出身の迫田さおりさんにインタビューしました。 今回は、私が幼い頃から渓流遊びや森林浴をして育った慈眼寺公園を紹介します。 桜や新緑、紅葉など、季節ごとに自然を楽しめる慈眼寺公園。車やJR、バスでも訪れることができ、公園全体がこけむす様子はまるで“リトル屋久島”のようにも感じられたスポットです。 さまざまな魅力が詰まった慈眼寺公園ですが、この時期に特にお勧めしたいのは、鹿児島ならではのそうめん流し。園内の森の中にあるので、澄んだ空気を満喫しながら食事が楽しめます。 また、おなじみのクルクル回るそうめん流しのテーブルの赤色と、周囲の木々の緑色とのコントラストがとても美しいです。渓流ならではのお楽しみ“マスの塩焼き”や“鯉こいこく”、鹿児島で愛され続けている“両ぢゃん棒ぼ 餅もち”なども、自然を眺めながら食べることができます。 食事の後は、渓流や緑に囲まれた遊歩道の散策などもお勧めです。ひんやりした空気の中をのんびり歩きながら、和田川の冷たい水に触れたり、自然を感じながら深呼吸したりすると、癒やされること間違いありません。 新型コロナウイルス感染症が気になって家にこもりがちなこの夏。心身のリフレッシュのためにも、感染症対策に気を付けながら、慈眼寺公園で癒やしの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。慈眼寺そうめん流し慈眼寺自然遊歩道編集サポーター園田