ブックタイトル2019かごしま市民のひろば10月号

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2019かごしま市民のひろば10月号

2019年(令和元年)10月号 かごしま市民のひろば 特集 2近代水道通水開始「鹿児島市」誕生九州新幹線全線開業南九州最大!おはら祭鹿児島の歴史が世界文化遺産に緑の絨じゅう毯たんを市電が走る 明治22年、市制施行に伴い鹿児島城下47町と3村が市域と定められ、鹿児島市が誕生。当時の人口は、約4万7千人半ばでした。 その後、数回にわたる隣接市町村との合併を経て、人口は約60万人に。南九州の中核都市として今も発展を続けています。 市制施行60周年を記念して始まりました。当時の祭りの見どころは仮装行列でしたが、昭和36年に踊り連方式を取り入れたことで参加者が増え、鹿児島の秋の風物詩として定着しています。 日本の近代化を支えた「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録。幕末の磯地区には日本最初の工場群が立ち並び、近代化の先駆けとなりました。旧集成館などの遺産は、今も私たちに当時の様子を伝え続けています。 今から100年前の11月、鉄管などを通して人の飲用に適した水を供給する「近代水道」が始まりました。戦争による物価の高騰や、難しい工事などの苦難を乗り越え、市内各所に水が通りました。 九州新幹線鹿児島ルートが全線開業。平成16年の部分開業から7年、同ルート整備計画の決定から38年目の悲願達成でした。 現在、発着駅の鹿児島中央駅周辺では、中央町19・20番街区の再開発など未来へのまちづくりが進んでいます。 路面電車が走る8.9㎞の軌道敷緑化が完了。ヒートアイランド現象の緩和や安らぎのある都市景観を生み出し、アジア都市景観大賞を受賞しました。 最近では薩摩切子をモチーフにした電車が登場するなど、彩り豊かなデザインの車両と併せて鹿児島の観光資源となっています。市制130 今年で 周年100 周年築82年新築明治22年(1889年)昭和24年(1949年)平成27年(2015年)平成24年(2012年)大正8年(1919年)平成23年(2011年) 昭和12年に完成した3代目の市庁舎は、太平洋戦争時の大空襲にも破壊を免れ、その姿をほぼ変えることなく今に至っています。歴史的にも貴重な建物の一つであり、国の登録有形文化財となっています。 現在、市庁舎周辺は市民の皆さんにより愛着や親しみを持ってもらえるよう、歩道緑化などを進めています。 県から借り上げた興業館に市役所を開庁。石造アーチ橋の文化圏にあった鹿児島ならではの構造で、現存する中では尚古集成館に次いで2番目に古い石造りの建物です。 今年4月1日、本市は市制施行130周年を迎えました。新時代「令和」につながる取り組みや、市民の皆さんのメッセージなどを紹介します。【政策推進課?216・1107D216・1108】令和につながる鹿児島市明治22年~明治25年当時の鹿児島市役所(興業館、現・県立博物館考古資料館)昭和32年のおはら祭トラックの荷台に乗った演劇隊が観衆を沸かせました平成12年からは、若者を中心とした「ヤング踊り連」も参加再開発が進む中央町19・20番街区の完成予想図平成27年、旧集成館機械工場(現・尚古集成館)で登録を祝いました旧鹿児島紡績所技師館(異人館)緑化された市電軌道敷と薩摩切子をモチーフにした「NネクストexTトラムram KキリコIRIKO」平成23年3月、大阪からの直通1番列車「みずほ」が鹿児島中央駅に到着大正8年ごろの配水管布設工事昭和12年当時の市役所(写真上)と現在の様子(写真左)▲▲▲初 代3代目