ブックタイトル2019かごしま市民のひろば9月号

ページ
2/24

このページは 2019かごしま市民のひろば9月号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

2019かごしま市民のひろば9月号

鹿児島大学編集サポーターがゆく!!~あなたの心を桜島色に染め隊のレポート~魅力再発見!桜島の○○鹿大編集サポーター丸2019年(令和元年)9月号 かごしま市民のひろば 特集 2 海の豊かさを守り 鹿児島のシンボルを発展させる 食と農から 桜島を盛り上げる農業人 錦江湾の豊かな魚種 ウニやナマコ、タイ、タチウオ、ミズイカなどを漁獲している東桜島漁協。桜島をはじめ、鹿児島に住む人たちに食べてほしいという「地産地消」の思いを込めて、鹿児島市の魚類市場に出荷しています。 桜島のウミとウニ 皆さんは「ガンガゼ」という生き物を知っていますか? ウニの仲間で、鋭く長いとげと毒を持っている「厄介者」ですが、なんと、桜島では全国的にも珍しく、食用として漁を行っているんです。「ガンガゼ」を採ることで、海藻の食害を減らし、海藻が死滅して起こる「磯焼け」の防止にもつながっていて、ヒジキやワカメの生育も良好のようです。 鹿児島ならではの食文化が、海の豊かさを守ることにつながり、良い循環が生まれています。 桜島の盛り上げ隊長! 磯辺さんは自らの目で見て、資源を守りながら漁業を行っています。桜島の全てが好きで、「この島が少しでも良くなってほしい」という思いから、海や島内のパトロール、島おこし活動なども率先して行っているそうです。「桜島が大好きで、発展させたい」という島民の思いが結束し、桜島は多くの魅力にあふれる鹿児島のシンボルになっているのだと感じました。 食べてくれる人に桜島の大地の恵みを 村山さんは、消費者の健康を考え、有機栽培にこだわっています。主に栽培しているのは桜島大根と桜島小みかんで、収穫期は1月ごろ。桜島大根の種はわずか3㎜でそれが30㎏近い重さの大きい大根になるんだと驚きました。 桜島大根は、鹿児島の漬物屋だけではなく、東京のレストランやデパートなど、さまざまな所に出荷され、たくさんの人たちに味わわれています。 村山さんのモットーは、「海からのミネラルを山に、山からの栄養を海に」で、乾燥させた錦江湾の海藻を肥料として使っています。火山灰が積もると、大根は光合成ができなくなり枯れてしまう悩みもありますが、それでも桜島で農業を続けているのは、生まれ育った桜島への思いが強いからだと思います。 つくる、食べる、つながる「桜島をこのままで終わらせたくない!」と熱く語る村山さん。 子ども向けの「畑の授業」や、種まきから収穫、調理して食べるところまで行う「100人でいただきます!」など、さまざまなイベントを実施して、桜島にたくさんの人が来てくれるよう取り組んでいます。岩園隊員のおすすめスポット堅島隊員のおすすめスポットレインボービーチ(桜島横山町)は砂浜がとてもきれいです。フェリーターミナルから近いので、ちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか大正3(1914)年の大噴火で埋没した黒神埋没鳥居(黒神町)は降灰などのすさまじさを後世に伝える貴重な場所です 実際に桜島に行き、そこに住む・働く人たちへの取材を通して見えてきた魅力や、人々の思いを鹿児島大学編集サポーターがお伝えします。【世界遺産・ジオパーク推進課?216-1313】松出 莉子 隊員小迫 和昴 隊員岩園 愛 隊員堅島 敢太郎 隊員ジオパーク岩園 隊員堅島 隊員磯辺 昭信さん(東桜島漁業協同組合代表理事組合長)村山 利清さん(㈲ファームランド櫻島 農業人)ガンガゼピーマンやトマ▼ト、ナスなども栽培しています。もちろん有機栽培♪村山さんの新鮮な野菜は奥さんが営む「カフェしらはま」(桜島白浜町)でも堪能できますこんな小さな種が世界一重い大根に成長しますこの人に聞きました!この人に聞きました!鹿児島歴2、3年の私たちが、桜島の魅力を報告します!