ブックタイトル2019かごしま市民のひろば5月号

ページ
2/24

このページは 2019かごしま市民のひろば5月号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

2019かごしま市民のひろば5月号

2019年(令和元年)5月号 かごしま市民のひろば 特集 2 大人への階段を上りつつ、心揺れ動く時期の中学生。時に戸惑い、わが子とぶつかりながらも、悩みや葛藤を受け止めようとする親。それぞれが自分の心を見つめ、お互いに宛てて書いた「こころの言の葉」の作品を紹介します。【学校教育課?227・1941D227・3016】「ありがとう。」の一言が、出ない。「ごめんなさい。」の一言が、出ない。 それなのに、「嫌だ。」の一言は、嫌になるほどに出る。 いつも思いと反対のことを言うこの口が、いつか正直者になる日を待つ。 それまでは、察してください。お父さん、お母さん。「ああしなさい。」、「こうしなさい。」と言っていた日から、「ママ、ああしたら。」、「こうしたら。」と言われるようになった。いつのまにか大きくなってどんどん一人でやっていく。まだまだ甘えてほしいけれど、追いこしてゆけ、我が娘ついつい言ってしまうもう自分でちゃんとできるのについつい言ってしまう言わなくても良いことをついつい聞いてしまうあなたのことを知りたいからついつい聞いてしまう答えたくない君に 私は毎年、誕生日が楽しみです。大きくなるにつれて、プレゼントより、おいしいご飯より、楽しみになってきたことがあります。それは、私が生まれた時の話をしてもらうことです。同じことでも、照れくさくて、でもうれしくて……。 お母さんは、とびっきりの笑顔で、お父さんは、ささやくように話します。今年は、おなかにいたときのエコー写真も見せてくれました。 私の夢は、お母さんになることです。お母さんたちみたいな夫婦になって、赤ちゃんを産みたいです。とっても、感動するのでしょう? そして、私もいつか自分の子供に話してあげます。 お父さん、お母さん、いつもありがとう。大好きだよ。もう、十三歳になりました。また、来年もお話聞かせてね。私の宝物です。 何げない会話は平気なのに、大切な人へいざ感謝の思いを伝えようとすると、照れくさくなって、面と向かってはなかなか言い出せないときがありませんか。 そんなときは、1枚の紙に書き出した文章で相手に思いを伝えてみてはどうでしょう。相手のことを考え、時間をかけてじっくりと吟味し、一つ一つ選んで書き出した「言葉」は、大切な人へのかけがえのないプレゼントになるはずです。「こころの言の葉」には、あふれる思いを言葉に託した、読む人の心を揺さぶる作品がたくさんあります。皆さんもこの機会に、日頃言えなかった言葉を大切な人へ贈ってみませんか。こころの言の葉~第16集 一つの言の葉、一つの想おもい~ 中学生から親、親から中学生に宛てた思いを集めた作品集です。 市教育総合センターで配布しているほか、市ホームページでもこれまでの作品集を見られます。子から親へ「ありがとう。」の一言親から子へ成 長親から子へ大人になっていく君へ子から親へ私の宝物時間をかけて選んだ「言葉」は大切な人へのプレゼント学校教育課市ホームページ 重丸 指導主事あふれる思いをつづった  「こころの言の葉」ことは大切な人を思い、言葉にしてみましょう 今年は、5月12日(日)が「母の日」、6月16日(日)が「父の日」です。この機会に、今までちょっと恥ずかしくて言えなかった感謝の気持ちを、言葉で伝えてみませんか。大切な人へ、感謝の気持ちを伝えてみませんか?