ブックタイトル2017かごしま市民のひろば10月号

概要

2017かごしま市民のひろば10月号

　起業しようと思ったのは学生のときでした。もともとプログラミングが好きで、趣味で作ったゲームをインターネット上で公開していたら、いつの間にかファンがつき、ゲーム会社からもオファーがくるようになり、これで食べていこうと思うようになりました。今の時代、インターネットでどこでもつながっていて鹿児島でも仕事ができたので起業しやすかったこともあります。　今は、「ソーホーかごしま」に入居して事業を行っています。市のサポートもありますし、同じような事業主が部屋を並べ、交流もあるので、お互いに刺激になりますね。育児家事仕事趣味介護地域活動仕事と仕事以外の好循環ワーク・ライフ・バランスのイメージ図サイトトップページのイメージ　起業して３年、１人で始めた会社も今は４人の従業員を抱えられるようになりました。今の目標は、鹿児島でプログラミング塾を開くこと。自分が生まれ育った鹿児島がＩＴで遅れているなんて言われたくないですからね。それに、県内の企業がもっと盛り上がれば、鹿児島に残りたいと思う若い人もきっと増えると思います。　起業を勧めるわけではありませんが、若い人に伝えたいことは、とにかく自分が持っている特技や思いを世に発信していってほしいということです。そうすれば、私のようにそれが誰かの目に留まり、新しい選択肢が生まれるかもしれません。　昨年、県が行った若年者の雇用に関する調査によると、39歳以下の求職者は仕事を探すうえで収入よりも「安定して働けること」や「職場の雰囲気」、「やりがい」などを重視しています。一方、充実感を持って働きながら人生の各段階に応じた生活を営める「ワーク・ライフ・バランス」の実現を目指す事業所も増えてきています。　国では、職場環境の改善などにより若者の採用・育成を積極的に行う中小企業や子育て支援に取り組む企業を認定し、魅力的な職場づくりを後押ししています（下記参照）。　また、本市では中小企業などに無料でアドバイザー（社会保険労務士など）を派遣する「ワーク・ライフ・バランスを目指す事業所応援事業」を実施しています。【雇用推進課?216・１３２５】　ワーク・ライフ・バランスの実現は、社員にとってメリットがあることはもちろん、優秀な人材の確保や職場への定着率を高めるなど会社の利益も増やしていくことにつながります。中には「休まれると業績が落ちる」、「早く帰ればいい」と思っている経営者や社員もいるかもしれませんが、大切なことは〝利益を上げることが前提?ということです。企業においては〝個人の成果?を評価してモチベーションをアップすることで、利益も上げていくことが大事です。　これからは、ワーク・ライフ・バランスの考え方が、社会全体にもっと浸透していけばと思います。　起業を身近に感じてもらうため若手起業家のトークセッションとグループワークを開催します。また、起業家と一日中行動を共にする「起業家インターンシップ」（鹿児島相互信用金庫主催・11月開催）の参加者も募集します。対　象　 高校・大学生、専門学校などの学生、保護者、学校関係者期　日　10月28日（土）14時～17時　場　所　 ソーホーかごしま（本庁みなと大通り別館）　定　員　50人程度　　料　金　無料　申し込み　 メールで住所、氏名、学校名、学年、電話番号、インターンシップ希望の有無を10月13日までに市インキュベーション・マネージャーメールim2-y@spkagoshima.comへ問い合わせ　産業創出課?216-1319D216-1303※18面には創業スキル養成講座を掲載えるぼし女性の活躍推進に関する取り組みの実施状況などが優良な事業主として認定されたことを示すマーク一定の労務管理体制が整備され、若者を採用・育成のため求人の申し込みや募集を行っており、通常の求人情報よりも詳細な企業情報・採用情報を公表する「若者応援宣言企業」もあります。くるみん従業員の子育て支援策を実施する「子育てサポート企業」として認定されたことを示すマークユースエール若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業として認定されたことを示すマーク「鹿児島で起業したい」を応援します未来起業塾～先輩起業家に何でも聞いてみよう！～10月31日開設 「かごしま市しごと情報ナビ」　国や県、市などさまざまな機関の仕事に関する情報をわかりやすく案内するウェブサイト「かごしま市しごと情報ナビ」を開設します。　仕事探しやスキルアップ、人材確保に関する取り組みなどの情報を、求職者や事業者の目的別に案内しています。ぜひご活用ください。2017年（平成29年）10月号かごしま市民のひろば特集4「起業」という選択自分の特技が新しい世界を切り開く市のアドバイザー派遣を活用したＩＴ関連企業から一言進む魅力的な職場づくり野下 彰太 さんアプリファクトリーはるni株式会社代表取締役。山梨の大学卒業後、鹿児島で個人で事業を開始。平成25年に起業。㈱フォーエバー企画営業部牧野田 宏 さん市内で仕事を探したい企業説明会やセミナーの情報を知りたい雇用関係の助成金を知※10月31日からりたい　閲覧できます仕事探しの相談機関を知りたい【雇用推進課?216-1325】