ブックタイトル2017かごしま市民のひろば10月号

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2017かごしま市民のひろば10月号

3 特集かごしま市民のひろば2017年(平成29年)10月号鹿児島でいきいきと働いています ~このまちで働く良さを知ろう~市民と   ともに若者たちが育む国際交流 今年も、12回目を迎える「かごしまアジア青少年芸術祭」を開催します。 アジアの国や地域と本市の青少年が一堂に集い、毎年、伝統音楽や舞踊、吹奏楽など、多彩で若さあふれるステージを繰り広げます。言葉や文化が異なる参加者同士が、演奏や踊りを通してお互いを認め合い、笑顔で交流を深める光景に、明るい未来を感じ、心温まる思いがします。 また、この交流を支えるのが、中学生から社会人まで、100人を超える青少年ボランティアの皆さんです。アジアの若者たちに最高の舞台を提供しようと、数か月かけて準備します。芸術祭当日は、ステージ内外のあちこちで、さっそうと海外の若者をサポートする姿が見受けられ、いつも頼もしく思っています。 パソコンを開けば、地球の反対側の人とも、互いに顔を見ながら話せる時代になりました。異なる歴史や文化、価値観を持つ人々と接する機会が増えていくほど、直接相手と触れ合って相互の理解を深め、信頼を築いていくことがますます大切になると思います。 今年の芸術祭も、若者たちの間に新たな友情が芽生え、国境を越えた友好の輪がより一層広がる舞台となるよう願っています。中小企業ならではの良さがある堂下 やよいさん東京都出身。結婚を機に鹿児島へ。出産・子育てを経て現在の会社に就職し、主に総務や人事などを担当。農業って〝クリエイティブ?坂本 純よしたか崇さん大阪府出身。アパレル関係で上海や東京で勤務。31歳のとき鹿児島に転居し、流通関係の会社勤務を経て今に至る。海外のエネルギーを感じて働く山田 早さほ穂さん鹿児島市出身。短大卒業後、自動車メーカー勤務を経て家業を継ぐために現在の仕事に就き、経理などを担当。「成長」と「やりがい」があふれる介護職宮原 寛幸さん鹿児島市出身。飲食業を経験した後、介護の道へ。現在は老人ホームで介護福祉士として勤務。 私が鹿児島に来た約30年前は共働きの世帯は少なかったです。小さい子どもを預けて働くことに不安もありましたが、夫の両親が近くに住んでいたので心強かったです。 最近では子育て環境も充実して女性が働きやすくなったと思います。また、以前は「管理職は男性、部下(パート)は女性」が一般的でしたが、男女関係なく適材適所に配置される、女性の管理職が増えるなど、「女性が活躍できる社会」にもなってきているのではないでしょうか。 中小企業は社員のパーソナルな部分を「見える化」しやすく、有給や育児・介護休暇を取るときなどはお互いにカバーし合える「働きやすさ」があります。また、社員同士が企画を出し合い、会社に対して提案するといったやりがいも中小企業ならではの良さだと思います。 農業を始めたのは、以前勤めていた会社で取引先のレストランのシェフから勧められたことがきっかけでした。33歳で農家に転身し、今は主にレストランなどに卸すニンジンやタマネギのほか、ズッキーニやアーティチョークというイタリア野菜を栽培しています。 農業を始めて考え方も変わりました。想像以上にクリエイティブな仕事だと気付かされたんです。日々、自然を相手に試行錯誤が必要なことはもちろん、過去に培ったスキルを生かしてパッケージのデザインも手掛けています。流通面ではマーケットを自分で開拓するという選択肢もありますし、やったらやっただけ返ってくるやりがいのある仕事だと感じます。まだ就農して短いですが、“農業はきつい”というイメージを覆していきたいですね。 食材や水、空気、温泉など美容に良いものがそろった〝鹿児島ならでは″を生かして外側からも内側からも“健康で美しくなるライフスタイルと美容法”のご提案をしています。 私たちは、香港や台湾などアジアにも販路を拡大しており、アジア各地への直行便がある鹿児島はとても便利です。海外で仕事をしていると、その国のエネルギーや勢いを直接肌で感じることができ、「私たちも頑張ろう!」と刺激をいただいています。 ただ商品を売るだけでなく、美容を通して海外の人たちに鹿児島の良さも伝えているので、ぜひ訪問していただきたいですね。 鹿児島は子育てもしやすいまちだと思うので、これから結婚して子どもを産んでもこのまちで働き続けたいと思います。 もともと人と接することが好きで、学生の頃から接客業に就きたいと考えていました。 10年間飲食店に勤務しましたが「もっと深く人と接する仕事をしたい」と思い、職業訓練で資格を取って現在の仕事に就きました。 老人ホームでは、高齢者の生活のお手伝いをしています。初めはうまく接することができない人とも、職員同士で話し合いながら少しずつ関係性を深めていけるように努めています。心を開いてもらえたときはとてもうれしくなりますね。 介護職は大変なこともありますが、それはどの職業にもいえること。これから就職する若い人たちには長い目で見て、キャリアアップもできて、「人のためになる」というやりがいがあるこの職業を選んでもらえたらうれしいですね。