ブックタイトル2017かごしま市民のひろば９月号

概要

2017かごしま市民のひろば９月号

2017年（平成29年）９月号かごしま市民のひろば特集2ぜひ県外の人に教えたい鹿児島の特産品４位以下も魅力的　鹿児島の養豚は江戸時代に、島津家18代当主・家久により琉球から鹿児島にもたらされたことがルーツとされ、西郷さんも豚肉をこよなく愛したといわれています。　そのおいしさが全国的に知られるようになったのは幕末から明治にかけて。黒豚の品種改良もこの頃から始まり、現在でも続けられています。　焼酎発祥の地である鹿児島県内には１１３の蔵元があり、その数は日本一。本格焼酎の銘柄も２千を超えます。16世紀には庶民のお酒として親しまれ、その日の疲れを癒やす晩酌の習慣（ダレヤメ）が根付くなど、鹿児島はまさに焼酎王国。近年では、その人気が鹿児島から全国に広まり、焼酎の出荷量は清酒を超えています。　鹿児島の魚といえば、刺身を酢味噌で食べる郷土料理のキビナゴ。銀色の体をキラキラ輝かせ、海面近くを泳ぐ姿から「海の宝石」、「海のしずく」ともいわれます。　また、鮮度を保つために、とれてすぐに首を折った首折れサバやこれから旬を迎える養殖の生産量日本一のカンパチなど、鹿児島はたくさんの魚を楽しむことができます。　本市の魚類市場は、全国から集められた魚に加え、直接水揚げも行う珍しい市場。錦江湾や南の海でとれる新鮮な魚を気軽に楽しめるのも鹿児島市の大きな魅力の一つです。第４位　かごしま黒牛　377票最近ではアジアの各国でも大人気第５位白熊（かき氷）　362票暑い鹿児島にぴったりの甘い南国氷菓第６位つけあげ（さつまあげ）345票琉球料理の「チキアーギ」がなまったことが名前の由来　かごしまブランドのかごしま黒豚は、サツマイモ（カンショ）を餌に加えることで脂肪が溶けにくくなる、べとつかずさっぱりとした食感になるなど肉質を向上させています。　味や安全性で高い評価を得るかごしま黒豚は、全国に誇る鹿児島の特産品です。　焼酎は銘柄の違いだけでなく、お湯割りや水割り、前割り、お茶割り、ソーダ割りなど、好みに合わせていろいろな飲み方ができることが魅力の一つです。　お酒を注ぐだけでなく、相手の好みを聞くことで自然と会話が生まれ、仲が深まるように感じます。ほろ酔い気分で楽しく、焼酎に合うおつまみや好みの飲み方などを語り合ってみませんか。　５月に市民の皆さんを対象に行ったアンケート調査（☆）の結果から、県外の人たちに教えたい鹿児島の特産品を紹介します。西郷さんも愛した豚肉焼酎は、鹿児島から全国へ新鮮な魚がとれる、集まる鹿児島市黒豚のおいしさのヒミツ焼酎は、人と人を　　　　つないでくれる☆アンケート調査…市民3,500人（無作為抽出）を対象に、広報課が本市の広報（広報紙、ホームページ、テレビ、PRポイントなど）について郵送で実施かごしま黒豚547票本格焼酎（芋）434票鹿児島の魚392票黒豚は真っ黒ではない西郷隆盛が救った焼酎作り　黒豚は、実は真っ黒ではなく、４本の脚と鼻、しっぽの６カ所に白い毛があります。そのため、「六ろっ白ぱく」とも呼ばれます。　明治初期、焼酎作りに欠かせない麹こうじ作りには、独占権が設けられ、専売業者以外の製造・販売は禁止されていました。　そのため、麹を作れず焼酎作りに支障をきたしていた焼酎製造業者が、西郷さんに相談したところ、すぐに関係者と掛け合い問題を解決したといわれています。　庶民や焼酎を愛した西郷さんのこの行動は、焼酎の普及に大きく貢献しました。かごしま黒豚は他の豚より…ミス薩摩焼酎冨永 咲さん第７位鹿児島ラーメン　339票九州内で唯一、久留米ラーメンの影響を受けていないといわれます第８位鹿児島銘菓（かるかん、両ぢゃんぼ棒餅など）　332票お土産としても人気の伝統的なお菓子第９位黒さつま鶏　288票鹿児島の新たなる「黒」第10位桜島大根　227票ギネスブック認定の世界一重い大根食べて語ろう！鹿児島の美お味いしい話　黒豚や焼酎、つけあげなど、豊かな食材や伝統的な食べ物にあふれる鹿児島。私たちの食卓を彩ることはもちろん、多くの観光客も楽しませています。　鹿児島の「美味しい」を食べ、語ってみませんか。９面の「食育レシピ」で豚肉を使った郷土料理「しゅんかん」を紹介しています。うま味成分のアミノ酸がいっぱい繊維のきめが細かく柔らかい脂肪が溶けにくくさっぱり脂身が水っぽくないINTERVIEW