ブックタイトル2017かごしま市民のひろば8月号

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概要

2017かごしま市民のひろば8月号

星掛け機乾燥作業は、天候にも左右されますこの大きさになるまでに2、3カ月もかかります大きさや色の異なる「星」を仕込んでいきます玉皮に一枚ずつクラフト紙を貼り付けていきます鹿児島国際大学生プレゼンツ もっと知りたい     サマ 九州最大級の花火大会で毎年10万人以上の人が訪その最大の魅力である“花火”について、鹿児島国際大かごしま錦江湾サマーナイト大花かごしま市民のひろば直撃取材 in 花火工場手間と時間をかけて作られている花火 花火の命「星ほし」 まず、見せていただいたのは、花火の命ともいうべき「星」を作る工程。「星」は、火薬や発色する薬剤などを配合して作られるもので、花火が開いたときに一つ一つが花火の花弁になります。 「星ほし掛か け機」といわれる専用の機械で薬剤を少しずつ丸く固め、天日で乾燥させる作業を何日も繰り返して作り、1日にわずか1㎜程度しか大きくならないそうです。 花火は一つ一つが手作り 次に、「星」は、導火線などの部品と一緒に「玉たま皮がわ」といわれる器に仕込まれます。その後、小麦で煮たクラフト紙を貼り付ける「玉貼り」が行われます。この「玉貼り」は、花火の種類や大きさで貼る枚数が変わってきます。2尺玉は、「星」作りから「玉貼り」まで半年もの時間をかけて作るそうです。 一瞬で消えてしまう花火は、たくさんの人たちが手間と時間をかけ、一つ一つ手作りされているんですね。 錦江湾があるからこそ見られる2尺玉 2尺玉の直径はなんと60㎝!重さは70㎏もあるそうです。 2尺玉は500mほど打ち上げられ、直径約480mにもなる大輪を咲かせます。2尺玉を打ち上げるには、観客の安全を確保するため、周囲に300mの保安距離を取る必要があるそうです。 山や川原では打ち上げられない、目前に海があるからこそ打ち上げられる2尺玉花火は、サマーナイトならではなんですね。お、おもい…高さ約500m直径約480m2尺玉はこんなにも高く、大きく上がります!萩原 大成木下莉沙平山 泰人内田 裕貴安全に楽しんでもらうために… 毎年、本大会を開催できるのは、大きな事故もなく無事に大会を終えられているからこそ。当日は、市の職員や警備員など約900人のほか、警察や海上保安部など多くの人たちにご協力いただき、会場などの警備にあたります。 また、打ち上げ場所が海上なので、船会社に船を停泊する時間や場所を変えていただいたり、大会翌日に約1000人ものボランティアの人たちに会場を清掃していただいたりしています。 多くの人たちの協力のもと、安全で楽しい大会の運営に努めています。当日は交通ルールやごみの持ち帰りなどマナーを守って観覧していただけるとうれしいです。観光振興課 溝端主査早朝からたくさんの人たちに清掃していただいています打ち上げるためだけでも3.5kgの火薬が必要なんです!13 知っ得情報かごしま市