ブックタイトル2017かごしま市民のひろば6月号

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概要

2017かごしま市民のひろば6月号

3 特集かごしま市民のひろば2017年(平成29年)6月号市民と   ともにいつ噴火するか分からない桜島 一昨年、桜島で避難を要する事態となり緊張が高まりました。大正3年の噴火のような大規模噴火時には、市内全域で大地震や大量の降灰による道路の寸断、ライフラインの停止などさまざまな被害が予測されます。 本市では、現在、大量降灰があったときの課題を洗い出し、対策を検討していますが、日ごろから一人一人が災害に備えておくことが大切です。■避難を促す情報が出たら早めに行動「避難指示(緊急)」は、緊急に避難が必要な状況が迫っている状態です。高齢者や体の不自由な人など避難に時間を要する人や、その避難を支援する人は、「避難準備・高齢者等避難開始」の情報が出たときに避難を開始しましょう。 ただし、家の立地条件や災害状況によっては、外に出ることがかえって危険なときもあるので、状況に応じた行動をとりましょう。■ 災害が起きたら状況に応じて落ち着いて行動しましょう□非常持出品を確認(4面)□テレビ・ラジオなどで最新の情報を確認□外に出て避難しても安全か状況を確認□家族などに避難先や連絡手段などを確認□ 避難所の開設状況を市ホームページなどで確認     など■まずは安全な場所に身を隠すことが基本 地震の揺れを感じたら「あわてず、まず身を守る」ことが大切です。大きな揺れのときに無理に火を消そうとすると、油や熱湯でやけどをする危険があるので、揺れが収まってから消しましょう。(自動消火装置付のこんろもあります)屋内では? 基本は頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に身を隠す? 物が倒れてきそうなときは、ドアを開けるなど出口を確保人が大勢いる施設では?係員などの指示に従う?慌てて出口に走り出さない屋外では?ブロック塀などの倒壊に注意?看板やガラス片の落下に注意?運転中は路肩にゆっくり止める避難準備・高齢者等避難開始高齢者など避難に時間がかかる人や河川付近に住んでいる人は避難開始。それ以外の人も状況を見て早めに避難を避難情報の種類避難勧告速やかに避難開始。大雨で外が危険なときは屋内の高いところへ避難を避難指示(緊急)緊急に避難を。避難するいとまがないときは、命を守る最低限の行動を■身を守るには家の中の安全対策も転倒した家具の下敷きになったり、通路がふさがれて逃げられなかったりすると、身を守ることもできません。「家具は倒れにくいように置く」、「出入り口や通路には物を置かない」など、家の中の安全対策を。■より安全な場所へ避難を 災害が発生し、家の中にいることが危険なときは、まず近くの学校や公園、空き地など広くて安全な場所へ避難しましょう。自宅で生活することが困難なときは、「指定避難所」で一定期間避難生活を送ることもできます。 指定避難所は食糧などの備蓄や支援物資を配布する場所にもなっているほか、災害や各種支援などの情報を得ることもできます。■避難所や危険箇所は事前に確認を 避難所がどこにあるか、住んでいる地域が土砂災害などの危険箇所に指定されていないかといった情報を「防災マップ(安心安全ガイドブック)」や「かごしまiマップ」(4面)などで確認しておきましょう。■自宅で生活できるように 指定避難所での生活は心身に負担がかかります。また、備蓄食糧にも限りがあり、被害状況によっては支援物資の到着が遅れることも想定されます。住宅の耐震診断や改修工事、食糧の備蓄(4面)を行い、災害時もできるだけ自宅で生活できるよう備えておきましょう。危機管理課山本主事避難情報は3種類です。最新の情報を確認しながら、早めに行動することを心掛けましょうQ1答え ×Q2答え ×Q3答え ○ともに取り組むわがまちの防災 6月は、本格的な梅雨のシーズンです。私は、毎年この時期を迎える前に、防災点検を実施して、災害に強いまちづくりの取り組みをあらためて確認しています。「備えあれば憂うれいなし」といわれますが、本市では、さまざまな事態を想定して、ハード・ソフト両面から防災体制の充実に努めています。高齢者など配慮を要する方への対応や長期避難といった課題についても対策を進めています。 このような中、私がとても心強く思うのは、防災に関する連携の広がりです。食糧やテント類など物資の供給や輸送、福祉避難所の設置などについて、多くの企業・団体と市が応援協定を締結し、大規模災害に備えています。 また、それぞれの地域では、消防団や町内会などの皆さんが、地域のきずなを深めつつ防災活動に取り組まれています。一番身近で頼りになる存在に、感謝の気持ちを忘れることはできません。 これからも、市民の方々や企業・団体の皆さん、そして行政が一体となって、安全で安心なまちづくりを力強く進めていきたいと思います。緊 急 度高今年は上空から防災点検を実施~ヘリコプターに乗り込む防災服着用の森市長どんな場所でも、まず身を守ることが大切です