ブックタイトル2017かごしま市民のひろば1月号

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概要

2017かごしま市民のひろば1月号

2017年(平成29年)1月号 かごしま市民のひろば 新春座談会 2市長 上原さん、倉岡さん、本日は、お会いできてうれしいです。鹿児島女子高校陸上部の生徒の皆さんもよろしくお願いいたします。上原さん、倉岡さん よろしくお願いいたします。■県外に出たからわかる地元の魅力市長 お二人とも、鹿児島女子高校を卒業されてからは、県外で活動されていますが、鹿児島に帰って来ていかがですか。上原さん やっぱり外に出て初めて地元の良さを感じましたね。食べ物がおいしいし、皆さん温かくて安心感があります。倉岡さん 私は三重県で活動していますが、鹿児島は気候も暖かいし、食べ物も豊富ですね。市長 一度外に出てみると鹿児島の良さが分かってきますよね。私も大学進学で県外に出たときは常にそういう思いがありましたよ。■世界の舞台 リオオリンピック市長 上原さんは、オリンピックではご苦労さまでした。素晴らしい走りを見せてくれましたね。私も皇徳寺中学校のパブリックビューイングで応援していましたよ。出場されていかがでしたか。上原さん まさか自分が出られるとは思っていませんでした。世界の舞台はすごく楽しくて輝いていて、走っているときは夢のような時間を過ごすことができました。市長 予選ではスタート直後からの独走でドキドキしながら見ていましたが、世界の皆さんに上原さんの素晴らしい走りを焼き付けましたね。上原さん 後輩たちや鹿児島の皆さんも見てくださる中で下手な走りはできないと思って気合を入れてスタートしました。市長 日本勢として20年ぶりの決勝進出だったそうで素晴らしいことですね。倉岡さんや後輩の皆さんはどうでしたか。倉岡さん 私もテレビに釘付けで応援しました。この前まで高校で一緒に練習していた先輩がオリンピックに出るなんてすごいことだし、その後の練習にもますます力が入りました。生徒 オリンピックの舞台で積極的に前に出て世界の選手を引っ張っていく姿は本当に格好よかったです。市長 素晴らしい先輩が身近にいるということは、目標にもなるし、いい環境ですね。■力を磨いた学生時代市長 中学時代から陸上を始めたと聞いていますが、やっぱり速かったんでしょう。上原さん 倉岡選手は中学のときから全国でもトップレベルでしたが、実は、私は九州大会でも予選落ちするくらいでした。市長 そうなんですか!女子高に入ってからだったんですか。上原さん そうですね。中学時代に基本を教えていただいたスポーツクラブのコーチや高校の恩師の指導、それに環境のおかげだと思います。市長 先生の指導が人生を大きく変えたということですね。どんな指導を受けていたんですか。上原さん 女子高で私たち二人を指導していただいた立たちさこ迫監督(現在、国分中央高校に在籍)はとにかく褒めてくださる先生でした。「美幸なら絶対できる、先生は信じているぞ」という言葉をかけてくださり、そのおかげで試合前の不安なときも、「よし行くぞ!」という気持ちになりました。森 博 × ×MORI HIROYUKI上原 美幸UEHARA MIYUKI倉岡 奈々KURAOKA NANAくらおか なな(株式会社デンソー 女子陸上長距離部)1997年生まれ。鹿屋市出身。鹿児島女子高校卒業。小学から陸上を始め、高校時代、インターハイで優勝(2014・15年)。2016年アジアジュニア陸上競技選手権大会3000m優勝。駅伝強豪のデンソーで将来を期待される選手。昨年8月16日、オリンピック陸上女子5000m予選ではスタートから果敢に攻めた。1組7着で日本勢として20年ぶりに決勝へ進出。うえはら みゆき(第一生命グループ 女子陸上部)1995年生まれ。鹿児島市出身。鹿児島女子高校卒業。中学から陸上を始め、高校時、千葉国際クロスカントリーで優勝し、2013年全国都道府県駅伝では1区で区間賞。2016年リオ五輪では陸上女子5000m決勝で15位。もり ひろゆき(市長)1949年生まれ。鹿児島市出身。好きな言葉は「誠心誠意」、「人事を尽くして天命を待つ」。新春座談会 思いは実現する― オリンピック出場そして、2020年 東京に向けて