ブックタイトル2015鹿児島県臨床外科27巻
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2015鹿児島県臨床外科27巻
-38-Ⅳ胆・膵〔鹿臨外会誌27巻〕3.18参考文献1.A case of floating gallbladder and kidneycomplicated by cholelithiasis withperforation of the gallbladder WendelAV Ann Surg Vol.27 Page 199-202(1898)2.捻転症三題横山成治日外会誌33:719(1932)3.The surgery of infancy and childfoodGross RE Philadelphia WB SaundersCo,Page 539(1954)4.Acutetortionofgallbladder.HainesFXAnn Surg Vol.128 Page 253-256(1948)5.待機手術が可能であった胆嚢捻転症の1例吉村文博日本臨床外科学会雑誌Vol.70, No.1, Page 174-178(2009)6.術前診断し緊急腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した胆嚢捻転症の1例木村準日本臨床外科学会雑誌Vol.69, No.4,Page 886-890(2008)膵頭十二指腸切除223例の検討1)鹿児島市医師会病院外科2)鹿児島大学心臓血管外科・消化器外科石﨑直樹1)、門野潤2)、渡邊照彦1)、森本喜博1)、槐島健太郎1)、大迫政彦1)、1)田畑峯雄【はじめに】膵頭十二指腸手術(pancreaticoduodenectomy,以下PD)は手術手技の難しさに加え、術後の合併症も少なくない手術である。当院で経験したこの約10年間のPD症例について成績、術式、合併症について検討したので報告する。【対象】2005年6月1日より2014年12月31日までのPD症例223例について、膵癌、胆管癌、乳頭部癌の手術成績、合併症とくに胃内容排泄遅延(delayed gastric empting,以下DGE)、膵液ろうについて検討した。-38-【結果】男性137例、女性86例であった。平均年齢男性67.3±11.4歳、女性71.9±8.3歳であった。疾患の内訳は膵癌74例、胆管癌67例、十二指腸乳頭部癌35例、IPMN15例、十二指腸癌5例、その他27例であった。切除術式は胃切を伴うPD(以下PD)29例、幽門輪温存PD(以下PPPD)94例、亜全胃温存PD(以下SSPPD)100例であった。再建はChild変法で行った。膵消化管再建は膵空腸吻合215例、膵胃吻合8例であった。5年生率は、膵癌18.1%、胆管癌41.1%、乳頭部癌75%で乳頭部癌で良かった。IPMN15例中IPMC6例は、全例生存中である。術後合併症では胃内容排泄遅延(delayed gastric empting,以下DGE)