ブックタイトル2015鹿児島県臨床外科27巻
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2015鹿児島県臨床外科27巻
〔鹿臨外会誌27巻〕3.18Ⅲ下部消化管-31-↑Fig2横行結腸に全周性壁肥厚Fig3大腸内視鏡検査横行結腸に全周性腫瘍。鏡体は通過不能。Fig4輸入脚を合併切除しRouYに変更。横行結腸切除しFEEAにて再建。手術術式:下腹部正中にopen法にて12mmカメラ用ポート挿入した。腹腔内観察し上腹部正中創に癒着した腫瘍を確認。左右側腹部と左上腹部に5mmポート挿入、4ポートにて行った。電気メスにて癒着を可及的に剥離したのちに電気メス、LCSを用いて腹壁を合併切除した。胃切除B-2再建後で挙上空腸も巻き込まれているのを確認。中直腸動脈左枝を幹部で処理し大網を切離、横行結腸を受動した。腹壁合併切除した正中創を切開し横行結腸を創外に引き出した。輸入脚への浸潤を認め輸入脚を合併切除し輸出脚に端側にて吻合しRoux-Yに変更した。横行結腸を切除し自動縫合器にてFEEAにて再検した(Fig4)。病理組織学的診断:T circ type255x40mm100% tub1pSI(jejunum)空腸固有筋層のほぼ全周まで浸潤を認めた。腹壁合併切除部への浸潤は認められなかった。-31-