ブックタイトル2015鹿児島県臨床外科27巻
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2015鹿児島県臨床外科27巻
-30-Ⅲ下部消化管〔鹿臨外会誌27巻〕3.182)浜田慶城、鈴木紘一、北洞哲治他:微小な胃潰瘍性病変によりValvularpneumoperitoneumを繰り返した1例.日消誌1982;79:1460-14633)前田敦行、横井俊平:尋常性天疱瘡および糖尿病治療中にacarboseによると思われる腸管嚢胞様気腫症を合併した1例.日消誌2002;99:1345-13494)辻本嘉助、大野耕一、森内隆善他:新生児特発性気腹症の3例その成因についての考察.外科診療1993;35:1563-1567他臓器浸潤を伴う進行大腸癌に対する腹腔鏡下手術小林クリニック小林泰之大腸癌ガイドラインでは結腸癌およびRS癌に対するD2以下の腸切除に適しており、cStage0~1がよい適応とされている。今回他臓器浸潤を伴う横行結腸癌に対して腹腔鏡下手術を施行した。症例1患者:84才男性主訴:心窩部痛と便秘既往歴:幽門側胃切除、前立腺癌(放射線療法)現病歴:心窩部痛と便秘のため当院受診身体所見:心窩部正中創に腫瘤触知血液検査所見:赤血球438万、Hb9.9g/dlHt31.8%CEA:4.2ng/ml CA19-9:0.8U/ml腹部エコー:上腹部6cm大の腫瘤を認める(Fig1)。腹部CT:横行結腸に全周性の壁肥厚を認めるも明らかな壁外進展は指摘できず、遠隔転移なし(Fig2)。大腸内視鏡検査:横行結腸に全周性の腫瘍性病変を認め鏡体通過不能であった(Fig3)。-30-Fig1腹部エコー上腹部正中6cmの腫瘍性病変